2020年10月16日
夢の200㎜・望遠レンズ。
~昭和時代の天文少年・・ 憧れのレンズ。
藤井旭氏の星雲星団ガイドブック等、200mm望遠レンズでの写真、
想像力を掻き立てるイメージでした。
(周辺の星野が適度なバランスで広がり、奥行きも感じさせました)
現在も、ネットで各カメラメーカーの望遠レンズの
写真(レンズ構成図 etc)を見るのは、やはり楽しいです。
(参考) BORG. FL-55
https://www.tomytec.co.jp/borg/products/detail/summary/675/7
> そして、2015年秋。改めて当時の「星雲星団ガイドブック」を開くと、
> 200mmというレンジがとても新鮮に見えるのです。とても良い画角なの
> です。40年という歳月を経て200mmの時代が再びやってきたのです。
中川氏のコメント、大いに共感です。
此度のネオワイズ彗星においても、200mm クラスの望遠レンズは
頭部(コマ)の拡大写真で、大いに活躍しました。
200mm望遠レンズの解像度(分解能)極限等級は、さすがの
ものが在ります。
しかしながら最近は、ズームレンズ(70-200mm etc)1極集中で、
単焦点望遠レンズは、次々と販売終了になっており、少々残念です。
単焦点・望遠レンズのメリットは
・35フル全面で、比較的シャープ
・継続性観測に適
・小型軽量
・比較的安い
etc
メリットの方が多い感じですが、あまり売れていない?
のでしょう。
最近、販売終了になった、Canon-EF 200mm F2.8L
https://global.canon/ja/c-museum/product/ef333.html
https://cweb.canon.jp/ef/lineup/telephoto/ef200-f28lii/
(kakaku.com、新品アリ)
平成初期(1996)発売開始、かなり古い設計ですが、
デジタル対応レベルのシャープネスで、20年以上、
Lレンズの銘玉として活躍してきました。
9枚構成、比較的オーソドックスな構成ですが、35フルサイズで
周辺星像もシャープ。天文用途でも活躍してきました。
残念ながらキヤノンも、単焦点・200㎜望遠の後継機種は
無い様子です。(180mm F3.5 マクロは現行)
ニコンにおいても、200mm F4 マクロのみ
ソニーにおいては、180-200 etc マクロも無し
ペンタックスは、200mm F2.8 単焦点が残っています。
F4に絞れば、解像番長?との事。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/k/telephoto/smcpentax-das200/
続く・・ (`・ω・´)
☆ 星の便利帳
http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/hosi.htm